活動報告
 欧州印象記―石附弘(記)
 

 今般、出張でパリ、エジンバラ、グラスゴー、ロンドン、ボン、アムステルダム、デルフトと回ってきました。

仏、英、独、では、交通死亡事故半減作戦の進展状況や、子どもの交通安全教育の実情等貴重な話を関係機関から聞いてきました。 特に、ロンドン、ボンでは、しっかりした哲学と科学的根拠のもとに、幼児から中学位まで、親と子どものための段階的な教材(啓蒙資料)により、家庭や学校における体系的な安全教育システムができており大いに啓発されたところです。

他方、欧州主要都市の犯罪情勢悪化、外国人の国籍取得による国内社会問題化には、他山の石という点と、これらの国のアイデンティティは今後どうなるのであろうかという点で、考えさせられる旅となりました。

乗ったタクシー十数台の運転手のうち外国出身者は3分の2で、アムステルダムではイスラムの音楽を聞かされてホテルへ運ばれるという何とも珍奇なオランダ入りでした。ボンでのった運転手はウィグル出身でフランスに渡り、20年まえにドイツに来て、国籍取得12年になるといってました。6カ国の言葉がわかるそうで、日本人は何カ国語話せるかと聞くので、1ヶ国語だと答えたところ、信じられないと馬鹿にされた次第。彼の子どもも4カ国語がわかるといってました。ロンドンの例の箱型タクシーの目的地までの正確な運転は、昨今の東京の俄運転手に見せてやりたいですね!

余暇の時間、エジンバラでは古城に中世の騎士を想い、オランダでは、行って見て初めてわかったことですが運河と国の始まりの歴史に感動したことでした。世界を席捲した当時のアムステルダムの立派な建築群は見ものした。

しかし、何といっても今回の出張で新発見は、アムステルダムから汽車で約1時間のデルフトで、旧市街の運河のたたずまい、道とまちのつくり方、昔ながらの市場の賑わい、市庁舎、教会の建築物等、まちの景観で、世の中にこんなに美しいまちがあるだろうかとびっくりいたしました。(デルフトのボンエルフ地区;住宅地域における人と車の混在型都市設計モデルの視察)

かつて長崎勤務の際、出島の歴史を調べ遥か遠くオランダを思っていたのですが、実際に行って見て、オランダ人に敬意を表したしだいです。オランダの運河と道や建物に使われた膨大な量の赤レンガの結びつきについて深く関心を持ちましたが、この調査は時間切れでした。

 


 


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