活動報告
 千葉県柏市の市民自主パトロールとは
 


2005年11月26日(土)秋晴れの明るい日差しの中、市民安全学会第2回群馬県安中大会が開催されました。このコーナーでは、大会で発表された研究を何回かに分けて報告していきたいと思います。分科会の中から柏市の市民自主パトロールに関しての発表から報告していきましょう。柏市の市民自主パトロールで特筆すべきは、市民が中心となりながらも、市民、自治体、警察の連携が非常に効率よく図れている点でしょう。

柏市が実施している主な防犯の取り組みは以下のようなものがあります(当学会理事でもある千葉県柏市防災安全課長の上野和久氏の情報より)。尚、以下の(2)(3)の取り組みは当学会が研究支援を行っております。

(1)柏市安全で安心なまちづくり推進条例の制定(13年4月)
  ・防犯意識の高揚と犯罪防止に配慮した環境整備を目的する。

(2)安全推進モデル地区を指定して重点的に事業を実施
・ ボランティアによる「落書きやめさせ隊」を結成
・ 「柏駅周辺市民防犯パトロール」を実施
・ 日本ガーディアン・エンジェルズ柏支部の活動

(3)防犯活動を広める施策
・エンジョイ・パトロール ... 地域の住民が散歩やジョギングなどの機会を利用してパトロール。2,000人以上の登録者。
・かしわ市中見廻隊 ... 公用車にステッカーを貼り、防犯を呼びかけている。
・地域防犯サポーター ... 警察OBら9名が市民安全パトロール車4台に分乗し、学校周辺を中心にパトロールしている。時間帯は、子どもが学校から帰宅する午後1時から6時までの間。
・重要なお知らせをメール配信 ... 携帯電話による緊急情報伝達システムを導入し、地域犯罪情報を提供。
・柏市防犯発生マップの作成 ... 警察から情報を得て、地域毎に犯罪発生状況をおとしたマップを作成、HPで公開するほか全世帯に配布。
・KASHIWA・An・Anアカデミー ... 市民のボランティアの方を対象にした防犯連続講座を実施。アカデミーの内容に関しては当学会が協力。
かしわ子ども安全ハンドブック ... 小学生を対象にした危険回避のためのマニュアル作成。

市民自主パトロールはただ、市民だけの活動として単発で行われているわけではなく、上記のような施策全体と連携して行われている点に注目したいところです。市民の防犯パトロール、これは実は60歳以上のメンバーが多い。歩いて健康になりながら地域の安全も守るというわけです。26日当日もこの自主パトロールチームのひとつであるGAP隊のメンバーが報告をされました。当日参加された方は68歳から81歳。こういう方ががんばっていらっしゃる。さて、実際にはどのようにパトロールしているのでしょう。このあたりを次回紹介していきたいと思います。(記 y.ishizuki) 問い合わせ info@shimin-anzen-gakkai.org

 


 


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